毎年夏が終わる9月あたりから10月、11月、そして春先の3月、4月あたりの季節の変わり目には体調を不良を起こす人がいます。筆者も実はそのタイプで毎年のように季節の変わり目に体調を崩します。
今日は季節の変わり目の体調不良の症状や対処法などについてフォーカスしてみたいと思います。筆者も当事者としての体験談などもお伝えしますので最後までご覧ください。
季節の変わり目の体調不良の原因や症状とは!?
あなたも季節の変わり目になって体調不良を起こすタイプでしょうか。私はもろにそのタイプです。毎年だいたい決まって4月や10月あたりに体調を崩します。
今年に関しては、まさに今この記事を書いている瞬間も風邪気味のような症状で体調を崩し気味になっています。この季節に体調不良を起こすというのは、いったいどのような理由があるのでしょうか。
その原因からチェックしていきたいと思います。
季節の変わり目は気圧変動などにより自律神経が大きく乱れやすい
季節の変わり目は気圧の変動や気温、湿度などが大きく変化します。夏場は日が長かったのが、秋に入り始めると日が短くなります。温度も大きく下がり始め、昼と夜の寒暖差が激しくなっていきます。
そうなると、自律神経が大きく乱れて体調を崩す人が多くなるのです。自律神経は汗をかいたり、心拍数を変動させたり、緊張したり、リラックスしたりと人の意志のあるなしに関わらず、人が生きていくために必要な神経網です。
おもに緊張や興奮を司る交感神経と、安定やリラックス、落ち着き、眠気などと関連している副交感神経の2つの機能を持っています。
気温の寒暖差や環境の変化などによってこの自律神経は以外にも簡単に乱れてしまう人がいるのです。
耳の奥にある内耳や三半規管では気圧を感じ取るセンサーの役割があり、それが過敏にストレス反応を起こしたりして自律神経が興奮状態になることも大きな要因とされています。
自律神経が乱れるとどのような症状が発生することがあるのでしょうか。
自律神経の乱れによって引き起こされる症状
- めまい
- 変な汗
- 動悸(心臓の妙なバクバク)
- 耳鳴り
- だるさ
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
- 微熱
- 風邪をひく
- 食欲不振
- のぼせ
- 胸の苦しさ
- 息苦しさ
- 胸焼け
- 手足のしびれ
- 不整脈
こういった不定愁訴(ふていしゅうそ)(意味:原因不明の症状)を訴える人が多くなります。季節の変わり目の体調不良の殆どが自律神経の乱れといわれています。(病院の検査で異常がない場合)
何か一つの症状だけとは限らず人によっては複数の症状が重なっておきる人もいるので、ちょっと厄介です。よく耳にするのは、めまいやだるさ、風を引いたり、微熱なんて人もいます。
ちなみにこの記事を書いている時分の筆者は風邪気味です。^^; 毎年この季節には体調を崩し気味なので、後述する対処法をいつも実践していたのですが、今年は言い訳にすぎませんが、多忙なため体調管理を明らかに怠っていました。
これは本当にダイレクトに影響があるのだなとつくづく感じ反省している最中です。恥ずかしながらそういった反省の思いもあり、今回記事のテーマとして季節の変わり目の症状と対処法についてとりあげた次第です。
筆者の場合、単純に風邪を引いただけといえばそうなるのですが、やはり夏の暑さ、エアコン生活、そして最近の温度変化に体が対応しきれてないことによって自律神経が乱れ免疫力が下がったのかもしれません。
関連記事:咳と喉の痛み、熱がないときの原因と対策!痰で緑の塊が出るのは回復のどの段階?
参考サイト:サワイ健康推進課
自律神経だけではない?日頃の不摂生が重なっている可能性
季節の変わり目だからといってそうそう簡単に体調は崩すものではありません。ただ普段からの生活にいくらか問題や乱れがあれば、それがあと押しして体調不良を起こすことは十分に考えられると私のかかりつけのドクターはおっしゃっていました。
例えば、普段から野菜不足でビタミンやミネラルが不足している人は季節の変わり目に風邪を引きやすくなることもあるそうです。
また普段から睡眠不足の人も同じような理由で体調を崩すことがあるそうです。ストレスなども同じです。
季節の変わり目の体調不良への対処法
あくまで病院の検査で異常がないことが前提となりますが、季節の変わり目の体調不良の対処法は基本的に規則正しい生活をすることが必須条件です。
ドクターいわく、自律神経は人によっては繊細に反応してしまう人もいるので、普段からの規則正しい生活はしっかりとキープしておくことが、体調不良を予防するコツとのこと。
食事、睡眠、ストレスの軽減、適切な運動など。それらがまずしっかりできていて、それでも体調がイマイチの場合どうすればよいのか、筆者が行っていることで明らかに有効そうなものがあるのでお伝えいたします。
自律神経の乱れの改善に有効といわれている対処法
シャワーだけでは不十分!お風呂は湯舟につかるべし!
あなたは普段湯船に入っていますか?もしシャワー派だとすれば、それは健康管理的にはよろしくないです。私も湯舟に浸かる時期と、ついついシャワーで済ます時期がありますが、後からよくよく考えてみると、湯舟に入っている時期の方が明らかに体調は良い気がします。
気がするだけでしょー?とツッコまれそうですが、デスクワーク主体の生活をしている筆者的には明らかにお肌の質感などでも違いを感じています。湯舟に習慣的に入っていた時期と、シャワーだけすましていた時期が数ヶ月単位であったりすると、もろに肌のすべすべ感みたいなものに違いを感じます。
自律神経との関連でいうと、ぬるめのお湯であれば筋肉もほぐれ、リラックス効果も高まるそうです。睡眠2時間くらい前までに入ることでとても良い効果が得られる可能性があります。
あまり熱いお湯ですと、逆に神経が興奮してしまって眠れなくなるのでご注意ください。あくまでややぬるめのリラックスできそうな温度の湯舟に入るようにしてください。
季節の変わり目に入るお風呂の温度的には38℃から39℃くらいが良いと思われます。
自律神経だけではない湯舟の効果!?
その他に、例えばおしりの悩みである『痔』に関しても、湯舟に浸かる習慣があるかどうかでぜんぜん違うそうです。
湯舟にしっかりつかると体の隅々まで温まります。肛門は血流が非常に滞りやすい場所だそうです。デスクワークが多いで痔の人も湯舟に入るだけで違ってきます。
痔だけではなく、中年になってくると発生してくる尿もれなどにも湯舟につかることは影響するそうです。膀胱は非常に心臓から遠く、温まりにくいそうです。
シャワーばかりで運動もあまりしていない人は膀胱への血の巡りも悪くなりがちです。そうなると、膀胱は柔軟性を失いがちになり尿もれの要因になってしまうこともあるのです。
参考サイト:彦坂医院
バランスの良い食事やビタミン摂取を意識する
お肉、主食、野菜、フルーツなどバランスの良い食事を心がけて、栄養成分もまんべんなく取り入れていることは大切です。私はここのところ、野菜不足であり睡眠不足でした。それだけでもツケは回ってきます。
そこに季節の変わり目が重なると体調不良を起こしても何の不思議もありません。やはり毎日の食事が体を作るのは間違いないので、一食一食を大事にしていくことが大切だと痛感しています。
例えばラーメンや牛丼、ファストフードなどのシンプルなランチを食べたのなら、夕飯はしっかり野菜を摂るなど、あなたなりの調整を上手にやってください。
当然食べる時間も可能な限り固定してください。サラリーマンの方なら大抵は問題ないでしょう。主婦の方や自営業の方などはしっかり規則性を生活に持たせましょう。
食べる時間がバラバラだと自律神経は混乱してしまいます。
不整脈やだるさには腕のツボを刺激する!
私は季節の変わり目によく不整脈もでることがあります。もちろん、病院で検査を散々してきましたが異常性の高いものではないそうです。私の知り合いのマッサージの先生が言っていたのは、不整脈がでる人の多くに、腕の筋肉の硬い人が多い傾向があると言っていました。
西洋医学的な根拠はなく、あくまで東洋医学的な検知からすると、どうも腕にはツボがあるようです。
ツボを狙って押すという感じよりは、軽めに筋肉をほぐす感じでマッサージするのがコツです。けっこう不整脈の多い人はこの腕の部分が硬くなっているそうなのでトライしてみてください。
足つぼマッサージ
足の裏のツボを刺激するマッサージは自律神経の乱れを改善することが期待できます。ツボの健康効果は明確には立証されていませんが、実際に足裏マッサージをするだけで、眠たくなる人や痛気持ちいいと感じる人も沢山います。
特に足の裏の中心あたりは、湧泉というツボがあり、これは腹腔神経網を刺激できるといわれていて、リラックスや疲労回復に期待できるツボです。ここを押して痛い人は寝る前などに毎日刺激しましょう。
関連記事:下痢が続く病気や腹痛なしの原因と対策!筆者の場合はあれが原因だった!?
筆者特有の季節の変わり目の症状
筆者の場合、春先の場合は決まって胸が何となく苦しい感じがして、あと変な汗をかくことが定番となっています。
単純に症状だけみると心臓病のような気がするので怖いのですが、病院の精密検査でホルター心電図、心臓のエコー、血液検査でも特に異常はないのと、毎年決まって春先になるために自律神経の影響ではないかとかかりつけのドクターには言われています。
秋の始まりあたりの季節の変わり目の症状は軽い不整脈や風邪気味な感じが多いですね。ここ最近はなかなか早い時間に寝て朝早く起きるという生活ができていません。^^;
これは長年になると結構差が出るような気がしています。夜間の10時から2時くらいまでは、成長ホルモンという人間の代謝にかかわるホルモンがより強く分泌されるそうです。
この時間帯に寝ていない人は、ホルモンの分泌がその分少ないので、これは損していることになるそうな。
成長ホルモンはコレステロールを分解したり、心臓の機能にも関係があるそうです。また糖尿病にもなりやすくなる可能性も高まるようなので、なるべく早い時間帯に睡眠を取ることが大事だそうです。
参考サイト:ファイザー株式会社
まとめ
- 季節の変わり目に体調を崩す症状は人によりけり
- 自律神経の乱れが最も多い原因
- 規則正しい生活や、食事、マッサージ、お風呂、睡眠が重要
特に画期的な改善方法は今のところないのですが、やはり規則正しい生活が何よりも大事ということを再認識しますね。人間は気分的には変わったことをしたくなるものですが、生活リズムはあまり崩してはいけない生き物ということですね。
季節の変わり目の体調不良の原因の大半は自律神経の乱れといわれています。結局は地味な対処法ばかりですが、こういった地道な習慣がとても大切ということのようです。