日本相撲協会の評議員会議長の池坊保子氏。池坊保子さんが週刊文春の取材に対し、渦中の人物である横綱白鵬を擁護したことが話題となっています。池坊保子さんが横綱白鵬を擁護したというのは、「張り手」や「かち上げ」などの批判に対するものもありますが、どうやらそれだけではなさそうです。
池坊保子さんは一体どのような理由から白鵬の張り手やかち上げに対して擁護し、他には何を擁護したのでしょうか。そしてテレビでもお馴染みの、北村弁護士も白鵬に対する張り手批判に対して反論をしたそうです。
今日は池坊保子さんや北村弁護士の白鵬擁護の理由についてフォーカスしてみたいと思います。それでは早速いってみましょう!
池坊保子さんが白鵬の張り手やかち上げなどの取り口を擁護
池坊保子さんは現在、日本相撲協会の評議員会議長を務められています。昨年からテレビにも度々出演なされているためご存じの方も多いと思います。先日の週間文春の情報で、池坊保子さんが白鵬をかなり擁護しているとうい情報がありました。
それによると、白鵬の張り手やかち上げに対する批判に対して、池坊保子さんは次のようにコメントしています。
「張り手っていうルールがあるんでしょ。それがいけないのなら、協会が(張り手を)禁止って言えばいい。(ルールが)ある以上は『張り手した』と、ガーガー(批判を)言わないで。理事会で取り上げてほしいです。(モンゴル人は)狩猟民族だからね。勝ってもダメ押ししないと殺されちゃう。良い悪いは別にして、DNAかもしれないわ」
引用元:文春オンライン http://bunshun.jp/
池坊保子さんは白鵬の張り手やかち上げに関しては、ルール内で認められているので問題がないという主旨の発言をされています。たしかにこれはその通りだと思います。ルールで定められていることが最優先されなければいけません。
先日、ビートたけしさんもこの件に関しては池坊保子さんと同じようなこと言っていました。これについての詳細は関連記事を御覧ください。
関連記事:ちびっ子相撲女子を排除で問題に!相撲協会はもうだめかも!?
関連記事:白鵬の張り手やかち上げは卑怯なのか元大物力士が答えた!黒幕説が2chでも大反響その内容
池坊保子さんの問題発言?ネットでは批判の声が噴出
しかし、ここからはちょっと首を傾げたくなるようなコメントを池坊保子さんは残しています。文春が、白鵬が「貴乃花親方が巡業部長であれば、巡業に参加したくない」という発言をした件に関して次池坊保子さんに、これについてどう思うか質問をしました。
それに対して池坊保子さんはこうコメントしたそうです。
「私がこれを言うとひいきしてると言われそうだけど、規則を守らない人に対して、『自分はその下で働けません』というのはわかる気がします」
引用元:文春オンライン http://bunshun.jp/
ちょっとこのコメントが事実だとすればという前提で話をしますが、これが本当ならちょっと公平性にかけていますよね。日馬富士による貴ノ岩への暴行をすぐさま止めに入らず、この暴行の件を親方や協会に報告することを怠ったのはまさに横綱白鵬です。
池坊保子さんの、協会に説明を怠った貴乃花親方とは巡業に行きたくないという白鵬の気持ちはわかります的な発言は、さすがにちょっとおかしいという意見がネットでは噴出しているようです。
それはたしかにそうですよね。報告義務を怠ったとすれば、最も重要な報告義務を怠ったのは暴行をすぐさま親方に報しなかった白鵬です。一方的な暴行を止めに入らなかった白鵬は厳重注意報酬減額で処分終了。貴乃花親方は巡業部長の責任を問われ二階級降格。
さすがにここまで相撲協会が白鵬擁護の雰囲気となっていることに、多くの人が疑問に思っているようです。まあ察しはつきますよね。協会に反抗的な貴乃花親方の方が協会関係者の多くにとっては組織の和を乱す張本人とでも考えているのではないでしょうか。
企業でもよくあるパターンなのかもしれません。企業の不正を内部告発した人の方が会社での立場が悪くなるパターンに似ています。これはまさに日本的な発想なのかもしれません。
本来は不正があったこと、不正を起こした側が最も悪いのであり、それを指摘した人の立場が危うくなるというのはおかしな話です。貴ノ岩が暴行を受けたのには、貴ノ岩の普段の態度が悪いからだという意見もあるようです。
しかしそれもおかしな話です。態度が悪ければ、殴ってもいいというのでしょうか。それが通るなら法律にそう書いてあるのでしょうか。暴力は違法です。
関連記事:貴ノ岩も暴行容疑で裁判沙汰になっていた!?貴乃花部屋で起きたという暴行の内容!
あの北村弁護士が白鵬の張り手やかち上げに対して語った
行列のできる法律相談所でもお馴染みの北村弁護士は、フジテレビ系の番組『直撃LIVEグッディ!』に出演した際に、白鵬の張り手やかち上げに関して次のようにコメントをしたそうです。
「張り手は禁じ手じゃないでしょ。張り差しもルール違反ではない。スポーツではないんですか、相撲ってのは。頭おかしいんじゃないですか」
「美学はそれぞれが自分で考えるものじゃないんですか。横審の年配の方が60年70年培ってきたものを人に押し付けているだけじゃないんですか」
「ルールはきちんとしましょうよ。ルールの中で戦うのがスポーツでしょうよ。これはスポーツじゃないんですか。何ですかこれは一体」
引用元:nifty news https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12144-318273/
動画では7分あたりから北村弁護士のコメントが出ています。
https://youtu.be/Aa-ZOl3roFc
この北村弁護士の意見に対してネットでは賛否両論、さまざまな意見が噴出しました。比較的多くの方はルール厳守であるべきで、曖昧な横綱相撲への要求はいかがなものかといった意見がやや多かったように思います。
北村弁護士のおっしゃったことは正論でありその通りだと思います。北村弁護士は法律家でありますから、ルールというものが社会の規律を保つための根底にあり最も重要なことと痛切に理解されているからこその発言をされたのだと思います。
ルールで許されている限り、張り手やかち上げを横綱が多用しようがそれは自由です。ただ私は横綱が張り手やかち上げを多用するのは好きではありません。暴行の報告義務を怠った白鵬も好きではありません。
こう思うのも、これもまたファンの自由ではあります。ただ人によってはいかなる手を使っても勝ちにこだわる姿を評価する人もいるのかもしれません。
張り手やあち上げを使わないことを崇高な精神と捉える人もいれば、ルールの範囲内であれば、どんな手を使ってでも勝つことが大事という考え方の人もいるでしょう。
人は多様であってとても面白いものですね。
関連記事:新たな文春砲か、朝青龍が白鵬に八百長を促していた?モンゴル人力士達にはびこる八百長の噂
まとめ
- 池坊保子さんの白鵬擁護発言が話題になった。
- 北村弁護士がルールの重要性を訴えた。
白鵬に関してはかなり多くの方が感心を持っているようです。さすがにもうお腹いっぱいという人も増えてきたような気もします。しかしまだまだ相撲界はしばらく注目されそうです。
またどんな話が飛び出してくるのか、ちょっと混沌としてきたように思います。いずれにせよ、相撲協会や相撲の世界はいろいろ世間の常識とはかけ離れた世界のようです。
個人的にはいろいろとありすぎて、純粋に相撲を楽しめなくなってしまってとても残念な気持ちです。相撲協会というブラックボックスの箱の中にはまだ何か隠れているのでしょうか。